積水ポリマテック、DataSpiderでデータ連携基盤を構築 実現に向けた3つのポイント

積水ポリマテックは、SAP製品を使った社内データ管理の規模を世界に展開する際、予算の課題を抱えていたという。同社が大規模なデータの収集、集約を効率的に進めるため採った戦略とは。

» 2021年08月02日 07時00分 公開
[ITmedia]

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 アシストは2021年7月30日、同社が提供するEAI(Enterprise Application Integration)ツール「DataSpider Servista」を、積水ポリマテックがガバナンス強化と経営状況の可視化に向けたデータ連携基盤として導入したと発表した。

 DataSpider Servistaは、セゾン情報システムズが開発し、システム間のデータやアプリケーションをノーコード/ローコードで接続できるEAIツールだ。クラウドやデータベースといったさまざまなデータを接続するアダプターを用意しており、データ連携の自動化と業務の効率化を支援する。

 積水ポリマテックは、基幹システムにSAP製品を導入していたが、世界展開する拠点を連結して予実(予算実績)管理を実現する上でコストが高くなることから、BIツールでこれらを実現する方法を模索していた。

データ連携基盤導入に当たって重視した3つのポイントとは?

 積水ポリマテックは、SAP製品に格納した実績情報を「MySQL」に集約し、別のシステムに格納した計画情報とデータ連携させた上で、BIツールで予実対比を可視化した。DataSpider Servistaは、SAP製品からのマスターデータの抽出や製造現場における稼働実績の集約などの予実管理に必要なデータの収集や集約に活用する。

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