トラスコ中山が自社の決算業務のプラットフォームとして、「SAP Account Substantiation and Automation by BlackLine」を導入した。紙の書類を使った作業や人手によるチェック作業を削減して、付加価値の高い業務への移行を目指した。
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ブラックラインとSAPジャパンは2021年8月18日、トラスコ中山が自社の決算業務のプラットフォームとして「SAP Account Substantiation and Automation by BlackLine」(BlackLine)を稼働させたと発表した。BlackLineはブラックラインとSAPの共同ソリューションだ。トラスコ中山はBlackLineの導入によって経理業務を効率化し、紙を使った作業や人手によるチェック作業の負担を軽減した。
トラスコ中山は、業務効率化やビジネスモデル変革を目的としてデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組んでいる。経済産業省と東京証券取引所が共同で発表するDX銘柄に、2020年と2021年に2年連続で選定された。
同社の経理部門では、月次決算を含む決算作業や経費精算、伝票の入力とチェック、内訳書作成、財務諸表作成といった紙の書類を使った作業が多く発生していた。会計数値の分析や、分析に必要な情報の取得、内容の精査にも多くの時間が必要だった。
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