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» 2021年10月05日 07時00分 公開

ランサムウェア対策は「セキュリティ界の近代五種」だ半径300メートルのIT

「セキュリティは総合格闘技」という表現がしばしば使われます。ただこの表現は少し古いかもしれません。ランサムウェアが高度化する昨今、セキュリティ対策、特にランサムウェア対策は、ITだけでなく企業レベルで幅広い知識や対処を要求される「近代五種」と言えるのではないでしょうか。

[宮田健,ITmedia]

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 皆さんは「フェンシング」「水泳」「馬術」「ランニング」「射撃」を一人でこなす“モダンペンタスロン”(近代五種)という競技を知っているでしょうか。日清食品が“キングオブマイナースポーツ”としてこれを応援するWebサイトを開設するなど徐々に認知度を上げている競技です。

 セキュリティはしばしば「総合格闘技」に例えられますが、どちらかというと実態としては性格の違うさまざまなスポーツをこなす、近代五種あるいは十種競技に近いのかもしれません。特にランサムウェア対策は、ITやセキュリティに限らず企業レベルで幅広い知識や対処を要求される「セキュリティ界の近代五種」と言えます。本稿は「幅広い対策が求められ、何から手を付けていいか分からない」という企業やIT担当者に向け、ランサムウェア攻撃の流れと対策のポイントを解説していきます。

ランサムウェア被害は過小評価されている?

 1989年に原形とみなせる攻撃が発生しましたが、長い歴史の割には被害が過小評価され、対策がイマイチ進んでいない分野だと個人的には考えています。

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