普及の後押しになるか KDDIらが"都市連動型のメタバース"に向けコンソーシアムを発足

KDDIらは4社共同で都市連動型のメタバースの利活用に向けたガイドライン策定を目指す「バーチャルシティコンソーシアム」を発足した。自治体や管轄省庁と連携し、仮想空間と実在都市を相互的に発展させる計画だ。

» 2021年11月12日 11時13分 公開
[田渕聖人ITmedia]

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 KDDIと東急、みずほリサーチ&テクノロジーズ、渋谷未来デザインは2021年11月9日、都市連動型のメタバース(バーチャルシティ)の利活用に向けたガイドラインの策定を目的に「バーチャルシティコンソーシアム」を発足した。

バーチャルシティコンソーシアムの発足(出典:KDDI提供資料)

 KDDIによればバーチャルシティは、実在都市と仮想空間を連動させ、ともに発展させる新たな街づくりを目指す取り組みだ。この実現にはステークホルダー間の諸権利の整理やコンプライアンス指針の策定など、実在都市と仮想空間の両方の視点で課題を解決するための仕組みづくりが必要になるという。

 バーチャルシティコンソーシアムは、渋谷区公認のバーチャル配信プラットフォーム「バーチャル渋谷」の運営に基づくさまざまな知見を生かし、オープンに議論や調査研究を実施し、ガイドラインの策定や情報発信に取り組む。今後は、他都市での類似モデル展開や新規ビジネス、技術開発など日本発メタバースの発展を支援する。

コンソーシアムでの各社の役割と活動予定は?

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