企業活動におけるデータの重要性が増すとともに、それを統括するCDOへの期待も高まっている。CDO250人を対象とした調査から見えてきた実態とは。
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BIやレポーティングに特化した製品の提供元であるExasolは2021年9月22日、英米独の現役CDO250人を対象とした調査結果を発表した(注)。同調査はコンサルティング会社Vitreous Worldが実施したもの。それによると、全体の46%が「最高データ責任者(CDO)の役割への企業の期待値が高過ぎ、誤った情報が伝わっている」と回答している。
企業データへの依存度は高まっているが、同調査によると、回答者であるCDOの半数は「自身の役割の価値がビジネスにおいて十分に評価されていない」と述べる。
次世代のCDOにも課題がある。CDOの10人に6人は、「CDOに移行しようとしている技術者へのサポートが不足している」と回答した。
CDOが疲弊する要因は、「サポートやリソースの不足」「期待される役割に応えられないこと」「企業文化との適合性の欠如」などがある。回答者の36%が、「他のCxOレベルの経営幹部がCDOの役割を理解していない」とコメントする。
データは企業の成功にとって重要だ。
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