世界のCEO、4分の3が経済回復を期待しても警戒する「3つのリスク」とは

PwCの調査によると、世界のCEOの77％が2022年の世界経済の回復を予測しており、減速するとの予測はわずか15％だった。2022年以降の企業の成長に求められるリーダーシップと戦略とは？

[金澤雅子，ITmedia]

　PwC Japan（以下、PwC）は2022年1月18日、世界のCEO（最高経営責任者）を対象にしたグローバル調査「世界CEO意識調査」の結果を発表した。

　25回目となる今回の調査は、世界89の国・地域の企業のCEOを対象に2021年10〜11月に実施し、4446人から有効回答を得た。

　継続するコロナ禍に加え、加速するインフレ、サプライチェーンの分断、一部の国での大量退職時代（Great Resignation）の到来など、厳しい市場環境ながら、今回の調査に回答した世界のCEOは、2022年の世界経済の回復について前向きな見方を示しており、その割合は過去10年で最高水準となった。

世界のCEOの77％が2022年の経済成長を予測