2022年のIT予算はどこに投資すべき? 5人のテクノロジーエグゼクティブが語るCIO Dive

適切なIT投資は企業の成長を左右する非常に重要な問題だ。コロナ禍でデジタル化が一気に進んだ企業ほど次の投資先に迷っている状況ではないだろうか。米国企業の5人のテクノロジーエグゼクティブが2022年に予定するIT投資先を参考にしてほしい。

» 2022年02月09日 07時00分 公開
[Roberto TorresCIO Dive]

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 2021年のエンタープライズITの優先事項は加速と成長だった。そして2022年でもその傾向は大きく変わらない。

 Gartnerの予測によれば(注1)、2022年のIT支出は2021年と比較して3.6%増加する見込みだ。これは過去10年で最大の飛躍であり、かつて優先順位が高かったレガシーなシステムのアップグレードは、セキュリティやデータへの投資よりも下位に位置付けられている。

 企業がどのように技術への投資を決定するかによって長期的な成功が左右される可能性がある。企業は適切な技術を導入することで「トータルエクスペリエンス」、つまり顧客や従業員、ユーザー、その間の全ての人との関わり方に対応できるようになる。

 特に2022年に経営幹部の優先事項で大きなテーマとなっているのは“IT人材の必要性”だ。優先的に投資したいITプロジェクトの実行に不可欠なテクノロジー人材の確保と維持は、今や経営幹部の優先事項の最上位にある。人材へのニーズもIT購入の決定を左右する。

2022年のIT投資の最適解を探る 5人のテクノロジーエグゼクティブの見解は?

 本稿は、米国企業に所属する5人のテクノロジーエグゼクティブが「2022年のIT予算を何に割くべき」と考えているかを紹介する(注2)。

注2:以下のコメントは長さを調整して文意を明確に伝えるために編集を加えている。


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