IDCが国内情報セキュリティソフトウェア市場を予測 2025年まで年間2桁成長の見込み

IDCは、国内情報セキュリティソフトウェア市場に関する予測を発表した。COVID-19の拡大を受けてデジタル化が進み、セキュリティ対策が需要な課題となる中で2020年の前年比成長率を上回る成長率を予測する。

[ITmedia]

　IDC Japan（以下、IDC）は2022年2月9日、国内情報セキュリティソフトウェア市場に関する予測を発表した。

　同調査は、国内情報セキュリティソフトウェア市場を「アイデンティティー、デジタルトラストソフトウェア」「エンドポイントセキュリティソフトウェア」「ネットワークセキュリティソフトウェア」「サイバーセキュリティ分析、インテリジェンス／レスポンス／オーケストレーション（CAIRO）」「その他のセキュリティソフトウェア」の5つに分類し、市場動向を予測する。

最も成長率が高いセキュリティソフトウェアは？

　同予測によると、2021年の国内情報セキュリティソフトウェアの市場規模は2020年の前年比成長率を上回る見通しとなった。新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の影響でデジタルシフトが進み、企業内で利用する機器へのマルウェア感染や企業システムへのセキュリティ侵害などへのリスクに対する警戒感が強まったことを要員としている。