マイクロ物流から「ごはん as a Service」まで 注目スタートアップReefの事業買収の狙いはRestaurant Dive

コロナ禍で注目を集めるゴーストキッチン事業のパイオニアであるReefが、スタートアップの買収を発表した。競合がひしめき合う中、海外進出を積極的に進める同社の展望とは。

» 2022年02月18日 07時00分 公開
[Aneurin Canham-ClyneRestaurant Dive]

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Retail Dive

 駐車場管理サービスをルーツに、マイクロ物流拠点やゴーストキッチン事業を手掛けるスタートアップReef Technology(Reef)は2021年12月7日(現地時間)、ホテルなどの企業が自社の厨房を運営せずに食事を提供できるゴーストキッチンのスタートアップ、2nd Kitchenを買収したと発表した。

 2nd KitchenはReefの既存ブランドに組み込まれてホスピタリティ部門の一部として運営されるが、3人の共同創設者を含む2nd Kitchenのリーダーシップチームは残留する。今回の買収はReefのホスピタリティ分野での地位を強化し、同社の事業拡大が続くことを示している。Reefは2021年10月には、eコマースブランドに配送や配送センターサービスを提供するロジスティクスパートナーのBondを買収した。

 Reefは駐車場をはじめとした十分に活用されていない都市空間を有効に活用するビジネスモデルを展開している。例えば事業者はReefが貸し出す駐車場や建物といったスペースで小規模なゴーストキッチンを開設し、ゴーストレストランの拠点とすることが可能だ。コロナ禍による飲食業界のオフプレミス(イートイン以外の業態)需要や少ない不動産投資で事業を始められる点からこのビジネスモデルには近年注目が集まっている。

競合ひしめくゴーストキッチン市場 海外進出を始めたReefの動向は?

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