中堅・中小企業は「自動化」に何を求めている? ノークリサーチが分析結果を発表

ノークリサーチによると、RPAなどによる「自動化」は中堅・中小企業市場のニーズが依然として高く、主要な販社/SIerも活性化傾向にあるという。ユーザー企業に効果的なソリューションを提供するために必要な自動化の3つの構成要素とは?

» 2022年05月10日 10時00分 公開
[金澤雅子ITmedia]

この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。

 ノークリサーチは2022年5月9日、RPA(Robotic Process Automation)などの自動化による業務改善提案に関する販売会社(販社)やシステムインテグレーター(SIer)の取り組み動向と今後の注目点についての分析結果を発表した。

 RPAなどによる自動化は、販社/SIerがIT活用提案を行う際の必須要素になっている。中でも、紙面をデータ化して業務効率の改善を図る「デジタル化における自動化」は、裾野の広い中堅・中小市場にアプローチするために不可欠だ。ノークリサーチによれば、販社/SIerにとって「データ化」「データ処理」「データ保存/共有」を網羅した適切な自動化ソリューションを提供できるかどうかが今後の勝敗を分けるという。

売上改善効果を実現している販社/SIerは、自動化施策に関する評価も高い

 以下のグラフは、年商500億円未満のユーザー企業1300社を対象にした「IT活用提案を受ける主要な販社/SIerの評価」を分析した結果だ。横軸は「提案による売上改善の効果が期待通りだった」と回答した割合、縦軸は「システム構築において、RPAを用いた自動化などで人材不足への対策が考慮されている」と回答した割合を示す。集計対象は、主要な販社/SIerとしての社数シェア上位に位置する24社だ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ