国産ブロックチェーン、フェルメール鑑賞の限界に挑むNFT――知っておきたいブロックチェーン最新トレンド第3回 ブロックチェーンEXPO

AIやブロックチェーンなどの最新テクノロジーを集めた展示会「NexTech Week 2022 春」が開催された。「ブロックチェーンEXPO」ゾーンではこれまでのブロックチェーンの課題を克服する「国産ブロックチェーン」や、新しい美術鑑賞の在り方を提案したNFTなどが注目を集めていた。

» 2022年05月23日 08時00分 公開
[関谷祥平ITmedia]

この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。

 ブロックチェーンは暗号資産の取引が活発化した2017年ごろから取引の中核となる分散台帳技術として注目を集めてきたが、近年は暗号資産の他にもさまざまな分野へ応用されている。

 2022年5月11〜13日にかけて東京ビッグサイトで開催された展示会「NexTech Week 2022 春」(RX Japan主催)でも、企業向けブロックチェーンサービスやNFTプラットフォームを使ったサービスなどが紹介された。本稿はこのうち「ブロックチェーンEXPO」の展示の中で特に盛況だったサービスや技術を紹介する。

図1 ブロックチェーンゾーン

東芝による国産ブロックチェーン、他と何が違う?

 「DNCWARE Blockchain+」は東芝デジタルソリューションズが発表した日本企業向けのコンソーシアム型ブロックチェーンサービスだ。

 図2 サービス説明図

 東芝デジタルソリューションズの大川朋子氏(ICTソリューション事業部 新規事業開発部 主任)によると、DNCWARE Blockchain+の特徴は大きく分けて4つある。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ