UiPathは、非構造化ドキュメントやコミュニケーションの自然言語処理を手掛けるRe:inferを買収した。ソフトウェアロボットが電子メールや音声会話などの文脈と意味を理解できるようにして顧客サービスにおけるコミュニケーションの向上を図る。
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UiPathは2022年8月1日(現地時間)、Re:inferを買収したと発表した。Re:inferは、非構造化ドキュメントやコミュニケーションデータを対象に自然言語処理(NLP)を手掛ける企業だ。
UiPathはRe:inferの技術によって、ソフトウェアロボットが電子メールやオンラインチャット、音声会話の文脈と意味を理解できるようになることで、顧客サービスにおけるコミュニケーションの向上を図るとしている。
今回の買収について、IDCのスナハ・カプール(Sneha Kapoor)氏(シニアリサーチマネージャー兼アナリスト兼IDC Financial Insightsのテクノロジーアドバイザー)は、「インテリジェントな自動化テクノロジーとソリューションを組み合わせるプラットフォームに目を向ける企業は増えている」とコメントを寄せる。
「顧客体験の質を高め、新たな収益源を生み出し、業務効率を最適化することを求めている組織にとって、顧客との間でやりとりされる数千のコミュニケーションから価値を引き出すことは魅力的な提案だ」(カプール氏)
Re:inferは2015年に英国で設立された。同社は、機械学習(ML)を活用して、コミュニケーションメッセージの文脈を解析し、意味を解釈してデータ化し、アクション(行動)に変え換する技術を持つ、とUiPathは評価する。
UiPathは同社の自動化プラットフォームにRe:inferの技術を統合することで、これまで処理能力の限界から無視されたり失われたりしていた日々の業務で発生するドキュメントやコミュニケーションデータを分析できるようになるとしている。
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