Adobe AcrobatとAdobe Acrobat Readerに複数の脆弱性が見つかった。幾つかの脆弱性は深刻度が「緊急」(Critical)と評価されている。該当する製品を使用している場合は迅速にアップデートしてほしい。
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Adobeは2023年1月10日(現地時間)、同社のWebサイトで「Adobe Acrobat」(以下、Acrobat)および「Adobe Acrobat Reader」(以下、Acrobat Reader)に複数の脆弱(ぜいじゃく)性が存在すると伝えた。
今回のアップデートでは合計15個の脆弱性が修正されている。Adobeはそのうち8個の脆弱性について深刻度「緊急」(Critical)と分析しており、注意が必要だ。
今回修正対象の脆弱性を悪用された場合、アプリケーションのサービス運用妨害(DoS:Denial of Service)状態の発生や任意のコード実行、特権昇格、メモリリークといった不具合を引き起こされる可能性がある。そのうち深刻度「緊急」(Critical)に分類される脆弱性は以下の通りだ。
脆弱性が存在するバージョンは以下の通りだ。
脆弱性が修正されたバージョンは以下の通りだ。
Adobeは該当製品のユーザーに対し、脆弱性が修正された最新バージョンにアップデートすることを推奨している。
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