アンチウイルスエンジン「ClamAV」に「緊急」の脆弱性が見つかった。CVSSスコア値は9.8と発表されている。ClamAVを使用しているCisco製品にもセキュリティアップデートが必要のため、急ぎ対処が求められる。
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Cisco Systemsは2023年2月15日(現地時間)、同社のブログでオープンソースソフトウェア(OSS)のアンチウイルスエンジン「ClamAV」に複数の脆弱(ぜいじゃく)性が存在すると伝えた。
脆弱性のうち1つは深刻度「緊急」(Critical)に分類されており注意が必要だ。ClamAVを利用しているCisco製品についても同様にキュリティアップデートが提供されている。
Cisco Systemsが報告した脆弱性は以下の通りだ。
脆弱性を修正したバージョンは以下の通りだ。
なお、ClamAV 0.104系はすでにサポート終了(EOL)していることから、修正版はリリースしない見込みだ。ClamAV 0.104系を使っている場合は、サポートが提供されている他のバージョンに移行するよう求められている。
ClamAVを利用しているCisco Systems製品のうち、セキュリティアップデートが提供されているものは以下の通りだ。
上記製品の修正バージョンは以下の通りだ。
該当製品を使用している場合は迅速にアップデートを適用してほしい。
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