FortiNACの脆弱性を利用するPoCが公開された。対象の脆弱性はCVSSスコア値が9.8で深刻度「緊急」(Critical)に分類される。迅速にアップデートの適用が求められる。
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Fortinetは2023年2月16日(現地時間)、次世代ファイアウォール「Fortinet FortiNAC」(以下、FortiNAC)に脆弱(ぜいじゃく)性が存在すると伝えた。
同脆弱性は「CVE-2022-39952」として特定されており、共通脆弱性評価システム(CVSS)スコア値が9.8で深刻度「緊急」(Critical)に分類される。2023年2月21日には、これを利用したサイバー攻撃に関するPoC(概念実証)も公開されている。
Fortinetによると、CVE-2022-39952を利用されると、遠隔からサイバー攻撃者によって任意の書き込みを実行される危険性がある。影響を受けるバージョンは以下の通りだ。
脆弱性が修正されたバージョンは以下の通りだ。
該当製品を使用している場合は迅速にアップデートを適用してほしい。なお、Horizon 3 AIはCVE-2022-39952をサイバー攻撃に利用するPoCをGitHub.comで公開した。
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