Microsoftは2023年5月の累積更新プログラムを配信した。アップデート対象にはゼロデイ脆弱性や深刻度「緊急」(Critical)の脆弱性が複数含まれているため、迅速にアップデートを適用してほしい。
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Microsoftは2023年5月9日(現地時間)、同年5月の累積更新プログラムを配信した。修正対象の脆弱(ぜいじゃく)性のうち幾つかは深刻度「緊急」(Critical)に分類されており、注意が必要だ。
セキュリティアップデートの対象となっている製品や技術は以下の通りだ。
修正対象の脆弱性の中にはゼロデイ脆弱性も含まれているため、該当製品を使用している場合は迅速にアップデートを適用してほしい。ゼロデイとみられる脆弱性は以下の通りだ。
その他、共通脆弱性評価システム(CVSS)の評価で深刻度「緊急」(Critical)に分類される脆弱性は以下の通りだ。
累積更新プログラムはしばしば別の問題を引き起こすことがあり、ユーザーや管理者によってはこの適用を延期したり、ためらったりするケースがある。しかし、公開されたセキュリティアップデート情報は解析されてサイバー攻撃に悪用されやすくなることから、基本的には累積更新プログラムが公開されたら迅速にアップデートを適用することが望まれる。
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