DXに取り組む企業が大都市圏の大企業を中心に増える一方で、人材不足などがハードルとなり、地方ではなかなか進まないのが実態だ。日本IBMとUiPathが全国7拠点でDX人材を育成するプログラムを開始する。
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日本IBMとUiPathは2023年9月15日、DX(デジタルトランスフォーメーション)人材の育成によって地域ビジネスの活性化を推進する「IBM地域UiPath人財育成プログラム」を2023年10月から開始すると発表した。
両社によると、同プログラムが育成するのは業務自動化を図るためのRPA(Robotic Process Automation)スイート「UiPath Business Automation Platform」を活用するDX人材、特にRPA技術者を指し、3カ月間のカリキュラムでオンライン授業を中心に学ぶ(一部対面授業もあり)。
同プログラムは全国に7拠点(札幌、仙台、那覇、北九州、広島、高松、長野)にあるIBM地域DXセンターで展開する。IBM地域DXセンターとは、日本アイ・ビー・エムデジタルサービスが顧客や協力企業との共創によってDX人材の創出や地域経済発展を目指して2022年にスタートした拠点だ。
IBM地域UiPath人財育成プログラムは次の4点から構成される。
また、RPAのスキルを構築して評価、実証するプロフェッショナル向けの「UiPath RPAアソシエイト資格」(UiRPA)取得を支援する。UiRPAはUiPathの高度なRPA開発者やソリューションアーキテクト、RPAアーキテクトを目指す上での基本資格だ。
両社はIBM地域UiPath人財育成プログラム受講者として地方居住者だけでなく、IターンやUターン希望者を含めて想定しており、プログラムの提供を通じて「ニューノーマルな時代に活用できる新たなスキルの習得やさらなるスキルアップを実現し、地域活性化に貢献していく」としている。
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