アシュアードはSaaS事業者のセキュリティ対策実態について調査を発表した。ランサムウェア対策の実態やセキュリティ対策の未実施項目などが明らかになった。
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アシュアードは2023年12月14日、2023年におけるクラウドサービス事業者のセキュリティ対策実態について調査結果を発表した(Assured調べ)。SaaS事業者のランサムウェア対策の実態やセキュリティ対策の未実施項目などが明らかになった。
アシュアードはVisionalグループの企業で、セキュリティ評価プラットフォーム「Assured」を運営している。同調査は2023年12月7日にAssuredのセキュリティ調査に回答済みのクラウドサービス事業者を対象に実施されたもので、調査件数は1002件とされている。
報告されている主な内容は以下の通りだ。
アシュアードは調査結果から、「ランサムウェア対策が十分にできているクラウドサービスはそれほど多くない」と指摘し、「クラウドサービスを利用する企業は事業者のセキュリティ対策状況を確認し、安全性を可視化して利用可否を判断する必要がある」と述べている。
この他、クラウドサービス事業者のセキュリティ対策について実施率が低い項目として次のトップ10が取り上げられている。
調査から、多くのクラウドサービス事業者は個人情報保護法などの各種法令に対応するセキュリティ対策を講じているが、時間と費用がかかる対策については実施率が低いことが分かっている。
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