日立系の総合技術商社の瑞穂がArcserve OneXafeを導入 TB級のデータバックアップに対応セキュリティソリューション

瑞穂はArcserveのイミュータブルストレージ「Arcserve OneXafe」を導入した。TB級データのバックアップを実現するニーズに合致したとしている。

» 2024年01月15日 07時00分 公開
[後藤大地有限会社オングス]

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 Arcserve Japanは2024年1月11日、日立グループの総合技術商社である瑞穂がイミュータブルストレージ「Arcserve OneXafe」を導入したと発表した。

 Arcserve OneXafeはデータストレージおよびデータ保護の双方のニーズを満たすソリューションだ。NASとしての機能やオブジェクトストレージの特性を備えており、非構造化データの扱いとバックアップ管理に適しているとしている。

瑞穂、ランサムウェア攻撃への対応策としてArcserve OneXafeを導入

 瑞穂は今回のシステム導入によって、ランサムウェア感染の被害を受けた場合でもバックアップデータ保護による迅速な復旧が可能となり、業務継続体制を強化することにつながったとしている。

 瑞穂は、ランサムウェア攻撃がバックアップデータの暗号化にまでおよび、その被害を拡大させていることに懸念を感じ、事業継続のためにバックアップデータの保護も重要であるとして体制の強化に取り組んできた。同社はTB級のバックアップ対象データを持っており、現実的なバックアップ時間や復元時間を実現できるソリューションとして最終的に「Arcserve OneXafe」を選択した。

 瑞穂がArcserve OneXafeを選択した主な理由は以下の通りだ。

  • 4年前から「Arcserve UDP」を導入しており、Arcserve OneXafeの導入は従来の運用の流れを変更することなく大容量データのバックアップを実現できる
  • Arcserve OneXafeに書き込まれたバックアップデータに対してイミュータブル(不変)を実現する
  • スナップショットを作成でき、迅速かつ確実なリストアを実現できる

 瑞穂は2023年3月から構築を開始して導入作業を1日で完了させた。オンプレミスとプライベートクラウドの双方の環境で合計7TBのデータを対象にArcserve OneXafeを使ったバックアップ運用を実施している。

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