GMOインターネットグループ 世田谷区用賀にSOCを開設、防御の新拠点に活用セキュリティニュースアラート

GMOインターネットグループはサイバー攻撃防御や分析を実施する「GMOイエラエSOC 用賀」の開設を発表した。エンジニア常駐の「第一SOC」と緊急対応の「第二SOC」で構成され、セキュリティの研究開発や情報発信も担う。

» 2024年01月25日 08時30分 公開
[後藤大地有限会社オングス]

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 GMOインターネットグループは2024年1月23日、東京都世田谷区用賀の「GMOインターネットTOWER(世田谷ビジネススクエア)」に、サイバー攻撃の防御や分析を実施するセキュリティオペレーションセンター(SOC)「GMOイエラエSOC 用賀」を開設した。

GMOインターネットグループは「GMOイエラエSOC 用賀」を開設した(出典:GMOインターネットグループのWebサイト)

サイバー攻撃対策の新拠点、GMOグループが発表

 GMOイエラエSOC 用賀は、エンジニアが常駐して活用する「第一SOC」と、顧客への集中的なサイバー攻撃などの緊急時にエンジニアが集まって防御・分析を実施する「第二SOC」の2つで構成されている。これらのSOCはセキュリティの研究開発や情報発信の拠点としても活用される予定だ。

(左)第一SOC(右)第二SOC(出典:GMOインターネットグループのWebサイト)

 GMOイエラエSOC 用賀は、GMOインターネットグループでサイバーセキュリティ事業を展開するGMOサイバーセキュリティ byイエラエが利用する。同社はセキュリティコンテストで高い成績を残したホワイトハッカーを複数抱えており、サイバー攻撃者の観点からシステムの脆弱(ぜいじゃく)性診断やペネトレーションテストなどを展開している。GMOイエラエSOC 用賀を活用し、高度な技術を生かしたアウトソース型の「SOCサービス」を提供する予定だ。

 GMOサイバーセキュリティ byイエラエのSOCサービスは顧客とともにセキュリティ運用の課題解決に取り組む伴走型セキュリティ運用サービスだ。高度な専門性を持ったアナリストとAI(人工知能)を組み合わせ、同社が持つ脆弱性診断やペネトレーションテスト、レッドチームの膨大な実績・経験に基づく脆弱性発見能力を活用してCSIRTなど顧客のセキュリティ対応組織の課題解決と強固なセキュリティ対策を実現する。

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