パーソルキャリアの転職サービス「doda」は「IT職種の転職前後の平均年収レポート」を発表した。調査によると、転職前後の平均年収増加幅ではデータサイエンティストを抜いてあるIT職種が1位となった。
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パーソルキャリアの転職サービス「doda」は2024年2月8日、「IT職種の転職前後の平均年収レポート」を発表した。
今回の調査では、2023年1〜6月の期間にdodaのエージェントサービス経由で転職した個人を対象に、転職前後の年収の平均値とその増加幅を算出した。
調査結果の主な内容は以下の通りだ。
この調査結果は転職により年収が上がる人のほうが多いことを示している。特にIT職種はその傾向が強いことが分かった。
dodaは今回の調査結果について「IT人材の採用難易度が高い状況にあるために企業は採用成功率を向上させるために決定年収を引き上げる傾向を見せている」と指摘した。中でも採用ニーズが集中しているポジションは転職後の年収増加幅が大きいことが分かる。
この他、dodaは「売り手市場の状態が続いているため、給与が上がるという理由で転職先を考えるIT職種の経験者が増えてきた印象がある」とし、「給与は職場を選ぶ上で重要な項目の一つだが、『その転職を通して何が得られるか』に立ち返ることも大切だ」とコメントした。
dodaは「長期的なキャリアプランを考えた上で転職において重視すべきポイントを整理することが、自分が本当に望む働き方をかなえることにつながる」とアドバイスした。
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