日立産業制御が「GROW with SAP」を提供開始 工場の完全自動化を支援

日立産業制御ソリューションズはSAP S/4HANA Cloud Public Editionの提供開始する。同社の目指す、工場の完全自動化ソリューションとは。

» 2024年02月15日 07時00分 公開
[大島広嵩ITmedia]

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 日立産業制御ソリューションズは2024年2月13日、SAPのクラウドERPである「SAP S/4HANA Cloud Public Edition」の提供を2024年2月に提供すると発表した。SAPサービスパートナーとしての20年以上にわたる経験を生かして、中堅企業にSAP S/4HANA Cloud Public Editionを中心とした「GROW with SAP」を提供していく。

日立産業制御が「GROW with SAP」で目指すワンストップソリューション

 SAP S/4HANACloud Public Editionでは、ベストプラクティスを活用したプロセスの標準化やシステム導入、インフラ拡張などにかかる時間の短縮が期待できる。また、SaaSであるため常に最新のバージョンが利用が可能で、AIやRPA、セキュリティなどの先進技術を継続的に取り入れられる。

 日立産業制御ソリューションズには、化学物質情報管理を中心とした「SAP EHS Management」や、設備資産管理を目的とした「SAP EAM」、貿易管理を目的とした「SAP GTS」を導入コンサルタントが在籍しており、国内では数少ない導入実績がある。また、「SAP BTP」や「SAP Analytics Cloud」の導入実績もあり、ニーズが高まっているサスティナビリティサービス「SAP Sustainability」の導入も支援している。

 SAP S/4HANA Cloud Public Editionを提供することで、ERPから現場のラインや機器のコントロールまで、一気通貫でソリューションを提供可能となった。今後は、工場などを対象としたワンストップの「完全自動化ソリューション」の提供を目指す。

 同社は、「事業拡大に向けた段階的な導入を提案することで、システムの導入検討から運用保守までを顧客と伴走しながら支援し、事業拡大とDX推進に貢献する」としている。

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