Offensive Securityは「Kali Linux」の最新版となる「Kali Linux 2024.1」を発表した。Bluetoothデバイス発見サービスなどの新しいツールが追加された。
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Offensive Securityは2024年2月28日(現地時間)、ペネトレーションテストやセキュリティ監査に特化した「Linux」ディストリビューション「Kali Linux」の最新版となる「Kali Linux 2024.1」を発表した。
Kali Linuxはペネトレーションテストやセキュリティ監査、フォレンジックス、リバースエンジニアリングなどの情報セキュリティタスクに特化したLinuxディストリビューションだ。Offensive Securityが主な開発や支援を実施している。
600以上のセキュリティテストツールがプリインストールされている他、高度なカスタマイズを特定のニーズに合わせて利用できる。継続した開発と定期的なアップデートが提供されている。
2023年12月に公開された「Kali Linux 2023.4」以降の主な変更内容は以下の通りだ。
今回のリリースで追加された新しいツールは以下の通りだ。
今回のリリースでは「FCIX Software Mirror」がKali Linuxのイメージをホストするようになった点が注目されている。オープンソースソフトウェア(OSS)プロジェクトではしばしば、こうしたスポンサーシップを受けてソフトウェアが配布される。今回のサポートでKali Linuxはこれまでよりも快適なミラーの提供が可能になった。
Offensive SecurityはKali Linuxを使った複数のトレーニングコースや資格認証なども提供している。このディストリビューションはしばしばセキュリティ専門家やエンスージアストに使われており、業界において一定の役割を担っている。
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