マクドナルドで発生した世界規模でのシステム停止 その原因は?セキュリティニュースアラート

マクドナルドは2024年3月15日に発生した世界的なシステム停止についてその原因を発表した。同問題は本稿執筆時点で解消している。

» 2024年03月19日 08時00分 公開
[後藤大地有限会社オングス]

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 McDonald'sは2024年3月15日(現地時間、以下同)、同社のシステムが世界的に停止したと発表した。問題はすぐに特定されて修正されており、システムダウンが発表された時点ではすでに多くの店舗でシステムがオンラインに戻ったことと、残りもオンラインに戻りつつあることが報告された。発表時点でまだ問題を抱えているマーケットは残っており、復旧に向けた取り組みが進められていることが説明されていた。

McDonald'sの世界的なシステム停止 その原因は?

 McDonald'sは2024年3月16日に情報を更新し、世界中の全店舗において営業が可能になり、顧客にサービスの提供できるようになったと発表した。現地の技術チームは必要に応じてサポートを提供し続けるとしている。同社は数日以内に今回のインシデントを分析し、チームおよびサードパーティーベンダー全体で説明責任を果たすように働きかけていくと述べている。

 世界的なシステムの停止は2024年3月15日の深夜に発生した。同社はこの問題がサイバー攻撃によって発生したものではなく、サードパーティープロバイダーの設定変更のミスによって引き起こされたものだと説明した。どういったミスが発生したのかの詳細は発表されていない。今後の情報更新で詳しい内容が明かされるものとみられる。

 McDonald'sは今回のシステム停止が通常ではありえないことであると説明するとともに、このような事態を招いたことを謝罪している。

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