ソフォスは全世界のマネージドサービスプロバイダー(MSP)を対象に調査を実施した「MSPの展望2024年版」を公開した。MSPは何を最大の課題だと感じているのか。
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ソフォスは2024年6月20日、調査レポート「MSPの展望2024年版」を公開した。この調査レポートによれば、マネージドサービスプロバイダー(MSP)が「最新のサイバーセキュリティソリューションやテクノロジーを継続的に取り入れて適応すること」に課題を抱いていることが分かった。
「MSPの展望2024年版」レポートは米国200社、英国50社、ドイツ50社、オーストラリア50社の合計350社のMSPを対象にしている。この調査はソフォスの委託を受け調査会社であるVanson Bourneが2024年3月に実施している。
調査によると、MSPの39%が「最新のサイバーセキュリティソリューションやテクノロジーを継続的に取り入れて適応すること」を最も重要だと感じているという。さらに、顧客数の増加と新たなサイバー脅威への対応のために、新たなサイバーセキュリティアナリストの採用が急務であることが明らかになった。
調査ポートにおける主な注目点は以下の通りだ。
SophosでMSP部門バイスプレジデントを務めるスコット・バーロウは次のように述べている。
「サイバーセキュリティ環境では、新たな攻撃手法が次々と生み出され、防御側の技術革新も絶え間なく続いている。MSPがこれらの脅威に対応し、脅威を防ぐために設計されたセキュリティ機能を導入して適用し続けることがかつてないほど困難になっている。だがサイバーセキュリティの高度なスキルを有する人材は世界的に不足しており、多くのMSPはサイバーセキュリティアナリストを確保することに苦慮している」
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