IBM、AI活用促進ソリューションを拡張 事業部、技術部含め全社サポート

日本IBMが「デジタル変革のためのAIソリューション」を発表した。基盤としての「AI活用プラットフォーム」、ビジネス支援の「AI戦略策定とガバナンス」、事業ツール群の「ビジネス変革のためのAI」、技術部門向けの「IT変革のためのAI」が含まれる。

» 2024年08月27日 08時00分 公開
[ITmedia]

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 日本IBMは2024年8月8日、AI活用を促進する「デジタル変革のためのAIソリューション」を発表した。同社が3月に発表した「IT変革のためのAIソリューション」を拡張し、ビジネス変革を含む全社的なデジタル変革に向けてAIの実用化を促進する。

 デジタル変革のためのAIソリューションには、基盤としての「AI活用プラットフォーム」、ビジネス支援の「AI戦略策定とガバナンス」、事業ツール群の「ビジネス変革のためのAI」、技術部門向けの「IT変革のためのAI」が含まれる。それぞれの詳細は以下の通り。

 「AI活用プラットフォーム」では、大規模言語モデル(LLM)の利用を可能とするプラットフォームや、データプラットフォーム、AIガバナンスのためのガバナンス機能、アプリケーション構築プラットフォームなどを用意した。その一つである「IBM Consulting Advantage」では、さまざまなLLMやAI活用ソリューションを統合し、利用できるという。

 「AI戦略策定とガバナンス」は、全社横断でのビジネス価値創出に向けたAI戦略とガバナンスの実現を支援するサービス。IBMが蓄積した各業界・業務のAI知見を活用し、全社的な戦略や組織を共創する。

 「ビジネス変革のためのAI」は、各業界の業務に特化した「インダストリーのためのAI」や、セールスのためのAI、マーケティングのためのAI、CRMのためのAIなどを含む「顧客接点のためのAI」など7種類を用意した。

 2024年3月に発表した「IT変革のためのAI」は、システム開発や運用などでのAI活用を目的としたもので、省力化や生産性向上、有識者の知見をLLMに取り込めるようにする。AIを活用したシステム構築モダナイゼーションとIT運用の自動化を可能とし、生産性を向上させるとしている。

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