Rubrik JapanはGoogle Cloud傘下のMandiantとの新パートナーシップを結び、顧客のサイバーレジリエンスを強化し、インシデント発生時の迅速な対応と復旧を目指すと発表した。
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Rubrik Japanは2024年8月27日、Google Cloud傘下のサイバーセキュリティ企業であるMandiantと新たなパートナーシップを結んだことを発表した。
この提携によって両社は顧客のサイバーレジリエンスを強化し、インシデント発生時の迅速な対応と復旧を支援することを目指すという。
パートナーシップの主な柱は以下の通りだ。
今回の提携でMandiantの脅威インテリジェンスがRubrik Security Cloudに統合され、脅威検知やランサムウェア攻撃の対策が強化される。「Rubrik Enterprise Edition」の顧客には脅威インテリジェンスが提供され、「Mandiant Threat Intelligence」を活用することでランサムウェアを含むマルウェア、悪意のある侵入などの脅威を事前に検知・対処することが可能となる。
さらにRubrikのClean Room Recovery機能がGoogle Cloudに対応することで、被害を受けた組織がバックアップからシステムを復旧する際に、バックアップに潜む再感染のリスクを回避できるようになる。これらの問題を事前に解消することで企業はクリーンなクラウド環境で安全にデータの復旧や保存が可能になる。
この他、RubrikとMandiantのインシデント対応チームが連携し、共通の顧客に対して迅速かつ効果的な対応が提供される。Rubrikのランサムウェア対応チームはデータ復旧とバックアップの専門知識を提供し、Mandiantのインシデント対応チームはアクティブな脅威への対応を支援する。これによって企業や組織は攻撃発生時に迅速に事業を再開できる。
Mandiant Consultingのディレクターであるスティーブ・エロヴィッツ氏は「今回のパートナーシップによって、Rubrikのバックアップソリューションを活用している企業は、業界をけん引するMandiantの脅威検知と脅威インテリジェンスにより、自社のバックアップに潜む脅威を特定できるようになります。私たちは協力してサイバー攻撃の前・最中・事後に至るまで組織を支援し、企業が迅速に対応してできるだけ早く事業を再開できるようにしていきます」とコメントした。
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