VMwareはVMware Fusionに重大な脆弱性が存在すると発表した。この脆弱性はCVE-2024-38811として特定されており、悪用されると攻撃者が任意のコードを実行するリスクがある。
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VMwareは2024年9月3日(現地時間)、「macOS」向けの仮想化ソフトウェア「VMware Fusion」に深刻な脆弱(ぜいじゃく)性が存在することを発表した。この脆弱性が悪用された場合、攻撃者によって標準ユーザー権限の範囲内においてFusionアプリケーションのコンテキストで任意のコードが実行される可能性がある。
VMware Fusionにおいて安全でない環境変数の使用に起因するリモートコード実行のリスクがあることが明らかとなった。この脆弱性は「CVE-2024-38811」として特定されており、共通脆弱性評価システム(CVSS)v3.1のスコアは8.8で深刻度「重要」(High)と評価されている。
脆弱性情報は以下の通りだ。
この脆弱性の影響を受けるバージョンは以下の通りだ。
VMwareはこの問題に対して迅速に対応しており、修正バージョンをリリースしている。この脆弱性が修正されたバージョンは以下の通りだ。
現時点でこの脆弱性に対する回避策や追加ドキュメントは提供されていない。最新のアップデートを適用することが最も効果的な対策とされている。該当製品を使用している場合、直ちに情報を確認するとともにアップデートを適用することが求められる。
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