noteはクリエイターの権利を保護しながらAI学習を進めるトライアルプロジェクトを開始する。AI学習データとして利用されたテキストコンテンツに対して、還元額がAmazonギフトカードで支払われる。
この記事は会員限定です。会員登録すると全てご覧いただけます。
noteは2025年2月25日、AI技術の進歩とクリエイターの権利保護の両立を目指し、クリエイターがAI学習の対価を受け取れる仕組みを構築するためのトライアルプロジェクトを開始すると発表した。「note」に投稿されたテキストコンテンツがAIの学習データとして利用された場合、一定の基準に基づいて還元額が決定され、対象クリエイターにAmazonギフトカードとして還元される。
参加を希望するクリエイターは、専用フォームから自身のnoteアカウントを登録することで申し込める。
日本の著作権法ではAI学習のために著作物を利用することは原則として権利侵害に当たらないと整理されているものの、「許可なく作品がAIに学習されている」といった声や「クリエイターに適切な対価が支払われるべき」といった声もある。noteはクリエイターが自身の作品を安心して発表できる環境を整えるため、「自分の作品をAIに学習させるかどうか、選べること(意向表明機能)」および「自分の作品がAI学習に利用された場合、適切な対価が得られること」という2つの要素を重要視し、同トライアルを実施するに至った。
同トライアルの概要は次の通りだ。
トライアルの詳細や申し込みについてはnoteの公式サイトにて案内されている。また同トライアルの検証結果を踏まえ、第2回の開催も検討されている。
AWS re:Invent 2024 Day2 AI関連発表まとめ【Amazon Bedrock編】
AWS re:Invent 2024 Day2 AI関連発表まとめ【Amazon Q編】
noteとGoogleが資本業務提携 生成AIの強力な味方を得る
note、20時間かかる個人情報マスキング作業を数分に圧縮 生成AI活用の補助にCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.