RDS for Oracleとは違う「Oracle Database@AWS」とは? OCI管理のOracle DBをAWSで動かす

OracleとAWSは、AWSリージョンで「Oracle Database」ベースのDBMSサービスを利用できる「Oracle Database@AWS」を国内提供する。既存の「Amazon RDS for Oracle」とは異なる、その特徴とは。

» 2026年02月10日 08時00分 公開

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 OracleとAmazon Web Services(AWS)は2026年2月5日、AWSインフラでOracle製データベース管理システム(DBMS)を稼働させるクラウドサービス「Oracle Database@AWS」の国内提供を開始した。Oracle Database@AWSは、Oracleのクラウドサービス群「Oracle Cloud Infrastructure」(OCI)における運用・管理の方針に基づき、両社がAWSのリージョン内に用意した専用インフラを利用するのが特徴だ。「Amazon RDS for Oracle」などAWSが運用・管理する、AWSの既存DBMSサービスとは異なる。

AWSでOracle DBが使える「Oracle Database@AWS」 その中身と提供形態とは

 Oracle Database@AWSで利用可能なDBMSサービスは、ミッションクリティカルな業務系データベース向けの「Oracle Exadata Database Service」、運用を自動化したフルマネージド型の「Oracle Autonomous AI Database」、分析やAI活用を想定した「Oracle Autonomous AI Lakehouse」だ。これらのサービスはOCIで利用可能な各同名サービスと同等であり、いずれもOracleのDBMS製品「Oracle Database」を中核要素として採用する。ユーザー企業はOracle Database@AWSにより、Oracle Databaseベースの既存システムを大きく変更することなく、AWSに移行できる。

 Oracle Database@AWSの各DBMSサービスとAWSの分析・AI関連サービスとの間では、データの抽出や変換、ロードといったETL処理を個別に構築することなく、データ連携を実現する仕組みの「ゼロETL連携」を提供する。これにより「Amazon Bedrock」などのAWSサービスから、Oracle Database@AWSのDBMSサービスで管理するデータをほぼリアルタイムに参照・活用できるという。

 オンプレミスインフラでOracle Databaseベースの基幹システムを運用する企業では、AWSのAI・分析サービスを活用する際、ネットワーク越しのデータ参照による遅延や、データ連携に伴う運用の複雑さが課題となる。OracleとAWSは、オンプレミスインフラと同等のOracle Database環境をAWSで利用できるOracle Database@AWSを提供することで、こうした企業における基幹システムのクラウドサービス移行を促しつつ、AWSのAI・分析サービスの活用を容易にする狙いだ。

 Oracle Database@AWSは、AWSの「アジアパシフィック(東京)リージョン」で利用できる。AWSのオンラインストア「AWS Marketplace」、または同ストアで販売パートナーと契約条件を相談・個別設定できる制度「Channel Partner Private Offers」(CPPO)を通じて契約できる。AWSおよびOracleの販売パートナー制度である「AWS Partner Network」「Oracle PartnerNetwork」に属する国内販売パートナーとの直接契約も選択可能だ。料金は契約条件によって異なる。

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