Uberは、Zooxと提携し米国でロボタクシーを導入すると発表した。日本でも日産やWayveと連携し東京での試験運行も計画している。
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Uberは2026年3月11日(現地時間)、米Amazon.com傘下で自動運転タクシーを提供するZooxとの提携を発表した。両社は配車サービスでロボタクシーを提供する計画で、2026年夏に米ラスベガスで運用を開始し、2027年半ばまでにロサンゼルスに拡大する。
今回の提携ではZooxが開発した専用設計のロボタクシーを「Uber」アプリに統合する。利用者は対象となる配車で自動運転車が割り当てられる仕組みとなる。Zooxは自社アプリでのサービス提供も継続しつつ、Uberの利用基盤を活用することで普及拡大を狙う。
Zooxの車両は既存車の改造ではなく、配車サービス専用として設計された点が特徴だ。乗客同士のコミュニケーションを意識した設計や快適性を重視した構造を備える。今回の提携は、Zooxにとって外部プラットフォームと連携する初の事例となる。
他方、Uberは日本市場でも自動運転の展開を進めている。英国のWayveおよび日産自動車と協力し、東京でロボタクシーの試験運行を実施する計画を明らかにした。2026年後半の開始を目標に、関係当局との調整や体制整備を進めている。
この計画ではWayveのAIによる自動運転システムを日産の電気自動車「リーフ」に搭載し、Uberの配車プラットフォームを通じて運行する。初期段階では安全確保のためドライバーが同乗する形で実証する。利用者は日常の移動手段としてサービスを体験できる見込みだ。
Wayveの技術は高精度地図に依存せず、実際の走行データから学習する点に特徴がある。複雑な都市環境にも対応可能とされ、交通量や道路条件が厳しい東京で実証を進める。Wayveは既に日本でのデータ収集を進めており、段階的な性能向上を視野に入れる。
Uberはロンドンなど世界10都市以上でロボタクシー展開を計画しており、今回の東京での取り組みもその一環に位置付けられる。日本ではドライバー不足などの課題が指摘されており、自動運転の導入による移動手段の確保や都市交通の効率化が期待されている。
またUberは国内でタクシー事業者との連携を通じたサービス提供を想定し、パートナー選定も進めている。発表に合わせ、新型リーフをベースとした試作ロボタクシーも公開された。
米国でのZooxとの提携と、日本でのWayveおよび日産との協業は、Uberが地域ごとに異なる技術やパートナーを組み合わせながら自動運転事業の拡大を図る戦略を示している。
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