Web2.0型金融ビジネスは成り立つか 昨年来のネット株取引ブームと株価上昇を背景にネット金融の世界で新たな動きが起こりつつある。Web2.0時代の到来は、その動きを加速させる様相を呈しているようだ。だが春以降、株価は下落傾向を示し始めた。「負け」を経験した個人投資家も増え始めている。果たして、ネット金融ビジネスは拡大の一途をたどり続けるか。はたまた、Web2.0の技術はその駆動力となり得るか。その行く末を占うために、多角的に迫ってみた――。新着記事「日本のグーグルでありたい」Web2.0を使いこなす、新しい開拓者としての任務を遂行する唯一の会社であるGMOインターネット証券は、Web2.0型金融ビジネス存続のカギを握る。まさに孤軍奮闘ともいえなくもない戦いで舵取りをする、若き代表取締役社長、高島秀行氏が目指すのは、イー・トレード証券でも野村證券でもメリルリンチでもない。なんと、グーグルである。その真相を聞いた(構成・文=編集部)。 (2006/7/27) 期待も大きい「ネット金融2.0」GMOインターネット証券の試みに禁じ手の可能性を示唆する声がある一方で、その果敢な挑戦には大きな期待も寄せられている。それは、ネット証券黎明期にネット証券業に参入した、松井証券(※1)の活躍と似ているようだ。 (2006/7/24) 「ネット金融2.0」は禁じ手かWeb2.0という、ネットの新技術を活用したサービスを採用することでネット金融界に異業種参入を果たしたGMOインターネット証券。だが、現状ではそれはやや危険な賭けとも見られている。というのは、金融庁の裁量次第で「法」に抵触する恐れがあるからだ。果たして、「ネット金融2.0」は禁じ手なのだろうか。 (2006/7/20) 「ネット金融2.0」のカギWeb2.0型ビジネスの代表格でもあるSNSの応用サービスを見ると、そのビジネスの特徴は、「情報の信ぴょう性」と「ユーザーの実名性」にあることが分かった。ところが、それらは直接、「ネット金融2.0」に貢献する要素になりそうもない。だからといって「ネット金融2.0」が成り立たないわけではないようだ。それを証明しようとしているのが、GMOインターネット証券の取り組みである。「API(※1)の公開」を基にした、新たな切り口によるビジネスモデルを模索だ。 (2006/7/18) Web2.0型ビジネス研究 オープンなSNS編Web2.0の世界におけるビジネスの特徴について考えるにあたり、前回に続いてもう1つ、特徴的なソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を紹介する。ユーザーのプロファイリングを一層明確にし、より効果の高い広告モデルの展開を狙う、「オープンなSNS」だ。 (2006/7/13) Web2.0型ビジネス研究 ショッピングSNS編GMOインターネット証券の今後を占う上で、Web2.0の世界におけるビジネスの特徴について考えてみたい。代表的なものとしてはソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)が挙げられるだろうが、よく見ると、Web2.0型ビジネスには発想豊かなものがいろいろとある。その一つが、モノが売れるという「ショッピングSNS」である。 (2006/7/10) 変わるか ネット金融ライブドアショック、村上ショック…といった「事件」の連続で、株価の動きが不安定になっている。5年7カ月ぶりの最高値を記録した後は急降下。それもなんとか持ち直しつつあるが、先行きが明るいわけではない。当然、その影響はネット金融にも及んでいる。ただ、ネットの世界はWeb2.0という新たなステージが用意された。それは、ネット金融の世界にも変革をもたらし始めている――。 (2006/7/6) 胎動するネット金融業界ネット金融の新しい世界が、にわかに胎動している。ネット銀行、ネット証券が次々に誕生する傾向が顕著になっている。それも、ネット企業を中心とした、金融以外の業界からの参入が目立つ。そこで、その動向をまとめてみた。 (2006/7/3) 関連記事携帯を使った株取引が可能に──GMOインターネット証券(06/22 18:57) 「ネット証券2.0」はオープンソースを積極採用口座開設申し込み受け付けを始めたGMOインターネット証券の基盤システムは、サーバはすべてLinuxを採用し、JBossやApacheなどオープンソースを積極的に活用した。 (04/24 20:42) LAMP採用のGMOネット証券、NECが構築金融システムでオープンソースが採用され、NECが事例発表を行った。LAMPに加え、JavaアプリケーションサーバもJBossを採用している。 (04/24 12:40) 「ネット証券2.0」──GMOが新規参入「ネット証券2.0時代の幕開けだ」──GMOがネット専業証券に参入。トレーディング関連WebサービスのAPIを公開するなど、Web2.0的なサービスを活用する。 (04/13 19:25) 購入者もアフィリエイト料がもらえるSNS(03/22 21:33) エキサイト、「ネームカード」でブロガーをつなぐエキサイトは26日、インターネットの名刺アイテム「エキサイトネームカード」のサービスを開始した。 (04/27 17:24) エキサイト、SNS機能付き“ブログ名刺”(04/26 15:37) 「エキサイトはMedia 2.0を目指す」山村社長が意気込みMedia 2.0を目指すというエキサイトでは、4月にβ版の提供を開始している「エキサイトネームカード」をサービスの中軸に据える。 (05/11 22:22) Web2.0時代の“脆弱性”――mixiチェーン日記はなぜ広まったか「mixiでウイルスが広まっている」という日記がチェーンメールのように広がった。誰もが手軽に情報発信できるWeb2.0時代。根拠のない噂も、急速に広まってしまう危険性がありそうだ。 (06/23 17:26) NRIがビデオポッドキャスト オタク市場やWeb2.0を解説まず「オタク市場の研究」「通信と放送の融合」の配信をスタート。今後は「Web2.0」「SNS」などを取り上げる予定だ。 (06/22 20:36) 顧客満足度ナンバーワンSEの条件〜新人編:企業コンピューティングから見たWeb 2.0(2)Web2.0の代名詞的に「ロングテール」という概念が語られることが多い。かつては軽視されていたマイナーなコンテンツの有効活用を考えることが重要だが、インフラストラクチャの観点から言えばそれほど大きな発想の転換は必要とされないだろう。 (05/30 09:35) Web2.0は誰のもの? ネットで論争「Web2.0」の商標登録を出願している企業が、Web2.0カンファレンスを計画している団体にWeb2.0という言葉を使わないよう要求、批判を浴びている。 (05/30 11:27) 小寺信良:Web2.0の中味と外側Web2.0が人々を虜にしている。Web2.0が何かという問いは、その中味ではなく、その外側に対して発せられなければならない。次世代のビジネスモデルが見え隠れするWeb2.0の潜在的な魔力とは? (05/29 09:48) ユーザーが作るUI「CGUI」が普及 NRIが見るWeb2.0時代ユーザーが自ら作ったインタフェース「CGUI」が2009年度に普及する――NRIがこんな見通しを示した。AjaxやFlashなどリッチクライアント技術の普及がカギを握るという。 (05/19 09:00) [シリーズ特集]ネットテレビは儲かるか 第2回:ロングテール争奪に勝機あり!?〔ネット‐ネット型〕のネットテレビ(※1)の代表格となった「GyaO」にとって、有料課金を基本としていた動画サイトの「Yahoo!動画」が、ネットテレビの強敵として頭角を現した。無料コンテンツを10万本そろえ、広告収益モデルというスキームを取り込むことにより、「ネットテレビ化」したからである。そんなライバル同士の戦場は、「ロングテール争奪」という舞台にあるようだ。 (05/10 08:00) はてな近藤社長「Web2.0はラベルに過ぎない」(05/02 16:06) ゲイツ会長「Web2.0はあまりにあいまい」(04/21 14:03) 「アフィリエイトもWeb2.0化が進む」──リンクシェア「リンクシェア」のアフィリエイトで、不特定多数の個人の力が強まり、ロングテール現象が進んでいるという。 (04/20 12:36) “ソーシャルメディア”を目指すYahoo! 創業者が語る「Web2.0」日米のYahoo!が「Web2.0」に舵を切った。「古臭くて恐竜のよう」と言われる旧来のYahoo!を脱却し、ユーザー主体の「ソーシャルメディア」を目指す。 (03/28 21:27) ブロガーと梅田望夫が語る「どうなる? マスとネットの力関係」ネットはマスメディアを“殺す”のか、ロングテール型ビジネスはヘッド型より儲かるのか――梅田氏とブロガーが議論した。 (02/08 19:16) エキサイト、「Web2.0仕様」の新コンテンツ(02/01 21:13) Special- PR -Special- PR - |