ソニーマーケティングは1月8日、大容量MD規格「Hi-MD」対応プレーヤー4機種を6月に発売すると発表した。ポータブルタイプ3機種とデスクトップタイプ1機種。容量1Gバイトのディスクも同時発表した。
Hi-MDはソニーが同日発表したMDの新規格(関連記事を参照)。従来のMDも約2倍に大容量化でき、ATRAC3plusを採用したことで現行80分ディスクで最大13時間30分の録音が可能だ(ビットレート48Kbps時)。USBでPCと接続することで外部データストレージとしても使用できる。
発表した対応プレーヤーは、Hi-MDウォークマン「MZ-NH1」「MZ-NH3D」「MZ-EH1」とHi-MDデスクトップオーディオ“サウンドゲート”「LAM-X1」。
それぞれオープン価格で、各機種の仕様と実売予想価格は以下の通り。
製品名 | MZ-NH1 | MZ-NH3D | MZ-EH1 | LAM-X1 |
---|---|---|---|---|
機能 | 録音/USB記録/再生 | USB記録/再生 | 再生 | USB記録・再生 |
録音・再生方式 | リニアPCM/ATRAC/ATRAC3(LP2/LP4)/ATRAC3plus | |||
実売予想価格 | 4万5000円前後 | 3万5000円前後 | 3万円前後 | 6万円前後 |
Hi-MD使用時の対応ビットレートはリニアPCM時が1.4Mbps、ATRAC3時が132/105/66Kbps、ATRAC3plus時が256/64/48Kbps。従来のMDも再生可能だが、Hi-MDは現行MDプレーヤーでは再生できない。
音楽ファイルの転送は専用ソフト「SonicStage Ver.2.0」(Windowsのみ)で行う。転送時にATRAC3plus/ATRAC3/ATRACを選択する仕組みだ。本体でリニアPCM録音したファイルをPCに転送することも可能になっている。
PCストレージとして使用する場合、USBマスストレージクラスに対応しているため、接続するだけでWindows上からリムーバブルドライブとして認識可能になる。
同時発売の1Gバイトディスク「HMD1G」の実売予想価格は700円前後。
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