Blu-ray Discの規格化団体「Blu-ray Disc Founders」(BDF)は「2004 International CES」の初日、Blu-ray DiscのROM規格が決定したことを発表した。
Blu-ray ROM Discは1層25Gバイト、2層50Gバイトの容量で、フルHDフォーマットの映像を最大4時間記録できる。
インタラクティブなメニューやボーナスアプリケーションを作るためのフォーマットも同時に決まり、3Dグラフィックスを用いたよりリッチなプログラムを組み込むことが可能。ROM規格において、メディアを保護するカートリッジは不要になっている。
またROM規格の発表会には、Hewlett-PackardとDellの担当者が来場し、共同でBlu-ray Discを将来の自社製品に採用することを宣言した。両者はまだFoundersに加盟しているわけではないが、PCへのの採用が不透明だったBlu-ray DiscがPCにおいて普及する可能性が高まったことは大きな意味がある。なぜなら光学ドライブの年間出荷台数は、家電向けよりもPC向けの方が圧倒的に多いからだ。
また記録層のプロテクトレイヤが0.1ミリしかなく、メディアの歩留まり、生産性が悪いと指摘されていることに関しても、新しい技術を用いた製造ラインを今年4月に立ち上げ、段階的に問題を解決することでライバルに遜色の無いレベルにまで達することができるとしている。(詳報は追ってレポートする予定)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR