帝国データバンクによると、ジャパンメディアネットワークは1月19日、東京地裁へ自己破産を申請した。負債は債権者約4000名に対し約20億円だが、今後さらに膨らむ見込み。
同社が実現を目指していたサービス「MobdeM」は、携帯電話のアダプタに“専用モジュール”を接続し、携帯電話を即時にIP電話化する――という、夢のようなもの。しかし、当初から実現が疑問視されており、その詳細は最後まで明らかにされなかった(記事参照)。
同社はMobdeMのほかに、IP固定電話の販売なども計画していたが、頓挫。約4億2700万円の当期赤字を余儀なくされていた。ほかに、通信設備工事代金約7億円が未払いで、トラブルとなっていたという。2003年10月には、親会社が同社の経営から撤退していた(1月20日23時51分 UPdate)。
続報レポート:堕ちたIPモバイル電話――JMネットの“闇”(1月23日)
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