屈指の好カード。前大会決勝戦の再現である。このときは、A-Doが熱戦を制して連覇を決めたのだが、今度はどうなるだろう。
身体を半身にして足を前後に開くOmniStrikerに対し、A-Doは身体を正面に向けて近寄る。今回のA-Doはプロポーションがいい。13秒、OmniStrikerの右腕の伸びるパンチ炸裂。A-Doはふっ飛ぶようにダウン。しかし、あの人間らしい起き上がり方で会場を沸かせる。
攻撃範囲の広いOmniStrikerに対し、A-Doはなかなか自分の間合いに持ち込めない。地面に手をついてのキックも不発。OmniStrikerの鋭いパンチをよける姿はなかなか美しいのだが、攻撃につなげられない。A-doは、50秒、1分20秒にダウンを喫し、3ダウンで敗退。いくつもあったはずの攻撃モーションを見せることができなかった。
2回戦も3分1本勝負で試合が行われる。
身体をあずけるような攻撃ダウン技を積極的にしかけるStorm Wavesだが、Metallic Fighterは安定していて倒れない。Storm Wavesはより果敢に攻めるがかえって自分がダウンを取られてしまう。2分45秒、Metallic Fighterお得意の前転キックが炸裂。Storm Wavesはダウン。これが3ダウン目となって、Metallic Fighter勝利。
試合を作ったのはマイケル。自分の間合いにうまく飛び込んで2325-RXの攻撃をかわす。2325-RXはラジオ体操パンチを繰り出すが、効かない。このパンチは、相手からみれば真上からの攻撃になるから、体勢を崩しにくいのだ。しかし、1分30秒、マイケルは後を取られてしまう。
マイケルピンチと思われた瞬間、マイケルは後転しながらのキック(さっきのMetallic Fighterの逆だ)を繰り出す。2325-RXは顔面でそれを受けるが、ふんばって(その瞬間重心を前にずらしている)こらえる。興奮する観客。ところが、キックの後転んだマイケルが起き上がれない。起き上がれればおそらく攻撃キックだったのだろうが、起き上がれなければだめだ。ノックアウトとなってしまった。残念マイケル。
動画はこちら(1.0Mバイト)
首で攻撃をしかける恐竜Ultra-Chopperを、HS-WR-03''は手で受け止める。30秒、HS-WR-03''が、相手を手で引き倒すような形で倒す。Ultra-Chopperは起き上がれずノックアウト。予選ではちゃんと起きていたのになぜ? と思ったら、起き上がりにくい向きに倒れてしまったのだそうだ。
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