パイオニアとパイオニアFAは4月2日、容量50Gバイト以上の光ディスク原盤を生産できる装置「高精度電子ビームレコーダー」(Electron Beam Recorder、EBR)を開発したと発表した。4月上旬にパイオニアFAから発売する。
光ディスクの原盤(マスク)を製作するマスタリング時の光源に、電子線を採用した。従来のレーザービームレコーダー(LBR)の光源である紫外線や遠紫外線よりも微細な加工が可能で、12センチメディアに50Gバイト以上の記録が可能だという。
熱電界放射型エミッタを採用し、大電流で安定したビームを出力できるという。同社の高精度記録位置制御技術も採用して位置精度も高めたほか、ロードロックチャンバー(真空予備室)を搭載して生産性も向上させたとしている。
Blu-ray Discの原盤や、ディスクリートトラックメディア、パターンドメディアといった次世代HDD技術の原盤製作にも利用できるという。
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