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MS出資のDRM企業にTime Warnerが資本参加

» 2004年04月06日 09時54分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftが出資するデジタル権利管理(DRM)技術会社のContentGuardは4月5日、メディア大手のTime Warnerから出資を受けると発表した。Microsoftも追加出資し、Xeroxの持ち分をTime Warner、Microsoftでほぼ買い取る形となる。

 Microsoftの発表によると、同社とTime Warnerは、ContentGuardの知的財産ポートフォリオの拡大とDRM技術のさらなる開発に向けて、ContentGuardと密に連携していくことになる。

 Microsoftはリビングルームの中心にPCを据えるという構想の下、コンテンツ配信/管理技術の開発を進め、Time Warnerをはじめ、ハリウッドなどのコンテンツ企業との協力関係を築こうとしている。同社は先だってDRMなどの分野でDisneyとも提携を結んでいる(2月9日の記事参照)。

 MicrosoftとTime Warnerは昨年5月に和解。Time WarnerはMicrosoftの「Windows Media 9 Series」と、DRMツールなどのマルチメディア技術を採用することが可能になり、両社はデジタルメディアの採用と配信を拡大する方法を模索するとしていた(2003年5月の記事参照)。

 ContentGuardが保有する一連のDRM特許は、Xeroxのパロアルト研究所(PARC)が考案したもの。国際標準化機構(ISO)がMPEG RELとして承認した技術の基盤「XrML」などを開発した。MicrosoftはXrML技術をWindows Server 2003対応のアクセス管理技術「Windows Rights Management Services」(RMS)などで利用している。

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