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東芝のネット家電ロボ「ApriAlpha」と会話を楽しむロボットと近未来ホーム

» 2004年04月07日 22時57分 公開
[杉浦正武,ITmedia]

 先端技術を搭載したロボットと、近未来型ホームネットワークが展示された「ロボットと近未来ホーム」が、4月7日からTEPIAプラザで開催されている。期間は7月23日まで。会場では宇宙ロボット、レスキューロボット、産業用ロボットなど幅広いジャンルのロボットに触れることができる。

 その中で、目をひいたのが東芝の展示していた“ロボット情報家電”こと「ApriAlpha」だ。実際にBluetoothを利用したホームネットワークを構築してデモを行っていた。

Photo 東芝ブース。ネット接続のクーラー、冷蔵庫なども配置されている
Photo こちらがロボット情報家電の、ApriAlpha。「ボクハ アプリアルファデス」などと自己紹介する

 ApriAlphaとは、人と家電の“インタフェース”になることを目指したロボット(記事参照)。たとえば、複雑なボタン操作を覚えられず、録画予約ができないユーザーがApriAlphaに「あれをしてほしい」と話しかけると、ApriAlphaが音声認識によりその操作を代行してくれる……という具合。

 デモでは、「Apri君、あつい」と呼びかけると、ネット接続されたクーラーのスイッチを入れるといった操作が自動で行われた。「Apri君、ニュース」と呼びかけると、横に置かれたディスプレイを自動で切り替え、ニュースサイトを表示。続けて、そこに掲載されているトップニュースを音声で読み上げる……といった動作も確認できた。

Photo ApriAlphaの横に置かれたディスプレイ。呼びかけに応じて、表示内容が切り替わる。ちなみに、呼びかける際はまず「Apri君」と呼ばないと、見向きもされない
Photo 会場のネットワーク構成。FEMINITYシリーズの家電がBluetoothで相互接続されていた。ちなみにApriAlphaはUPnPに対応しており、ネットワークに有線接続されている

 「ロボット自体はこれまでも展示していたが、こうしたネットワークを組んだのは、これが初めてだろう」(説明員)

 東芝としては、2005年の製品化を目指しているようだが、会場で確認した限り発売時期、価格などは未定とのことだった。

Photo 会場には、ほかにも「ギネス公認・世界最小の自律自走マイクロロボット」ことセイコーエプソン製「ムッシュ」も展示されていた。目に組み込まれたセンサが光をキャッチし、光源に向かって進む
Photo バンダイが発売した「ドラえもん・ザ・ロボット」も用意されている。さまざまなリアクションを楽しめる
Photo こちらは「PHS回線を利用して遠隔操作をする世界初のロボット」とうたわれる、テムザックIII号機。新旧さまざまなロボットが会場にひしめいている

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