各紙の報道によると、プラズマディスプレイパネル(PDP)の特許を侵害されたとして富士通が韓国Samsung SDIを提訴していた問題で、Samsung SDIのPDPを販売する日本サムスンは4月22日、富士通を東京地裁に逆提訴した。特許侵害はないとして、富士通の提訴が無効であることの確認を求めている。
富士通は今月7日、PDPの基本特許を侵害されたとしてSamsung SDIを日米で提訴、輸入差し止めを求めていた(関連記事参照)。これに対してサムスンは、富士通の特許は無効であると主張、輸入差し止め請求をする権利が富士通にないことの確認を求めているほか、特許庁に対しては特許無効を求める審判請求も行ったという。
富士通広報IR室ではこの件に関して「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。
また、東京税関は富士通の輸入差し止め請求を受理、今月21日からSamsung製のPDPパネルの輸入差し止め手続きが始まっている(関連記事参照)。これに関して韓国政府は22日、日本政府に同製品の輸入再開を求めたという。
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