日本レコード協会は、WinMXを利用して音楽ソフトの不正アップロードを行っているユーザーに対し、同ソフトのインスタントメッセージ(IM)機能による警告メッセージを送信している。この措置は3月から行われているが、この送信数が60万件を超えたことが発表された。
PtoPプラットフォームで著作権侵害を行っている疑いのあるユーザーに対して、ソフトの持つIM機能で警告メッセージを送信する措置は既に諸外国でも行われており、今回の措置は、国際的な対策の一環として実施されている。
送信されているメッセージは、「違法性について注意を喚起する内容」(同協会)とのことで、同協会からのメッセージである旨が明記されている。また、日本音楽著作権協会(JASRAC)をかたる架空請求事件があったこともあり、「直接金品などを要求するような文面はない」としている。
同協会では、5月中には送信メッセージ数が100万件に達すると予測している。
今回の措置はWinMXに関してのみだが、同協会では「IM機能のあるプラットフォームについては、積極的に対応していきたい」としているほか、Winnyなどについても「ACCSやJASRAC、ISPなどと連携しながら不正行為を止めるように働きかけていきたい」としている。
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