米Microsoftは5月3日の週にシアトルで開催予定の年次イベントWindows Hardware Engineering Conference(WinHEC)で、Webサービスをプリンタ、デジタルカメラ、家電などの製品に拡大する次のステップについて詳細を説明する計画だ。
Microsoftが説明を予定しているのは「デバイスアプリケーションプログラミングインタフェース(API)のためのWebサービス」(WSDAPI)。カンファレンスの日程表では、Webサービス向けの新デバイスプロファイル実装と記されている。
日程表によれば、WSDAPIには特定種のデバイスとサービス用のコード生成に使われるランタイムとツールが含まれる。この技術に詳しい筋によれば、これはMicrosoftが2月に発表したWebサービス仕様「WS-Discovery」を拡張したもの。WS-Discoveryはデバイスがシンプルなやり方でWebサービスを発見・接続する手法を記述したもので、ユニバーサルプラグ&プレイの代替技術となる可能性がある。開発にはIntel、キヤノン、BEA Systemsが協力した。
WSDAPIはMicrosoftの長期戦略の一部で、製品の形で登場するのはまだ数年先になりそうだと、この発表に詳しい別の筋は伝えている。
WinHECではMicrosoftのWindowsプリンティングとイメージングチームが、Webサービスをプリンタやイメージング製品と連携させる方法についてもさらに詳細を披露する見通し。日程表によれば、デバイスプロトコルのほか、この技術のためのセキュリティ、ディスカバリー、イベンティングモデルについても説明する計画だ。
Webサービス関連の発表は、4日に行われるビル・ゲイツ会長の基調講演でプレゼンテーションがあるとみられる。この中でゲイツ氏は、プロセッサ、ストレージ、ネットワーキング、グラフィックス、周辺機器の長期的なトレンドにも焦点を当てる見通し。ステージ上ではHewlett-Packard関係者が参加して、将来のホームコンピューティングの一端を示すデモが予定されている。
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