三洋電機は5月11日、VHSビデオデッキ一体型のDVDプレーヤー“ダブルクルーザー”「VZ-DV3G」を6月1日から発売すると発表した。「VHS一体型DVDプレーヤーとしては業界最薄」(同社)となる高さ79ミリの薄型ボディが特徴。オープン価格で実売は2万6000円前後になる見込み。
VZ-DV3Gのサイズは430(幅)×79(高さ)×273(奥行き)ミリと、従来100ミリ前後ある高さを大幅にスリム化(同社従来機比19%減)。VHSテープのローディング方法を改良した新開発「VTRメカニズム」によって薄型ボディを可能にした。HDD/DVDレコーダー、デジタル放送チューナー、ゲーム機など、TV台の下に設置する機器が増える中で、VHS一体型DVDプレーヤーのスペースメリットをさらに生かせるサイズになっている。重さは4キロ。
DVDプレーヤー部はCPRM(Content Protection for Recordable Media)に対応しており、著作権保護技術が施された地上/BSデジタル放送のコピーワンス番組をDVDレコーダーで記録したDVD-RW(VRモード)ディスクの再生が行える。またDVD-R(ビデオモード)、音楽CD、CD-R/RW(MP3/JPEG)の再生も可能。
VHSビデオデッキ部には、2倍速再生でも自然な音声スピードで視聴できる「フルボイス時短プレイ」機能を搭載。また5倍速サーチでも音声が聞ける「時短サーチ」、静止画で音声を繰り返し聞ける語学レッスンに便利な「時短スチル」も装備。そのほか、ビデオ/チューナー音声をゆっくり聞ける「ゆっくりモード」、120分テープを約43秒で巻き戻す「500倍速高速メカ」、Gコード予約機能などを備える。
DVDプレーヤー部はプログレッシブ出力に対応し、D1/D2映像とS映像の出力端子を各1系統ずつ備えるほか、5.1chドルビー/DTS対応の同軸/光デジタル音声出力端子も搭載。DVD/VHS共通部の入力端子はコンポジットとアナログ音声を各2系統用意し、出力端子はコンポジット、アナログ音声を各1系統装備する。
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