パナソニック ネットワークサービシズ(以下、PNS)とトレンドマイクロは、有害サイトブロックに関するアンケート結果を発表した。
子供のいる家庭には有害サイトブロックサービスは必要と説明する新居道子氏(パナソニック ネットワークサービシズ 取締役 ISP営業グループ グループマネージャー) |
サンプルはすべて子供のいる家庭が対象となっており、調査項目は「インターネットの利用環境」「子供のインターネットの利用状況」「子供の利用に関して心配に思うこと(利用形態、内容)」「有害サイトブロックサービスの利用状況」など。
調査結果からは、子供のいる家庭の3/4以上が自宅で子供がインターネットを使っていると回答している。調査では複数の子供がいた場合でも個々の子供について回答されているわけではないので、必ずしてもその年齢の子供が利用しているとは限らないものの、男女とも小学校高学年から中学校にかけて利用率が増加している。
インターネットを利用するようになったきっかけは、6割以上が「自分から進んで」、4割以上が「学校で使うようになった」からという結果となり、親の勧めよりも友達や学校の影響が大きいと推測できる。また、親としては目の届く範囲で使ってほしいという意向が強いことも判明した。
アンケート結果を説明する細川彩子氏(トレンドマイクロ 戦略企画室) |
インターネットをめぐる子供への悪影響を懸念する親が多いせいか、約半数が有害サイトブロックサービスの存在は認知、9割のユーザが「魅力的」「まあ魅力的」と回答している。なお、実際にサービスを利用しているのは約1割にとどまっているが、約半数が利用を検討している結果も出ているほか、実際に利用しているユーザの約9割はサービスの継続利用を望んでいるという。また、利用ユーザの約8割は「安心して子供にインターネットを使わせることができるようになった」と回答する。
パナソニック ネットワークサービシズ 取締役 ISP営業グループ グループマネージャーの新居道子氏は、「『hi-ho有害サイトブロックサービス』は使っていただかないと、なかなかその良さを実感していただけないようです。ただ、お使いになっていただければ満足度は高いという結果を得ています。利用されているユーザの方々は、安心と安全を確保されたということで非常にご満足いただいております」と、hi-ho有害サイトブロックサービスのメリットを訴える。
hi-ho有害サイトブロックサービスは、トレンドマイクロの「InterScan WebManager ホームエディション」をPNSが採用、PNSがhi-hoの個人会員に提供しているサービスだ。6月1日にはVer.2.0をリリースした。バージョンアップで追加された機能は、ブロックするカテゴリを38から71にアップしたほか、複数の利用者で使用した場合、利用者ごとにルールを設定できるマルチアカウントと、どのサイトを閲覧したかを確認できるインターネットアクセスレポート機能を追加したことの3点。トレンドマイクロでは、マルチアカウントに対応したことで「安心して家族全員でインターネットに接続できるようになる」と説明する。
マルチアカウントとは、1台のパソコンを複数人で利用する場合、どのサイトにアクセスできるかを使用者単位で制限するという機能のことだ。デフォルトで「こども」「未成年」「成人」の3種類のルールセットも用意されているので、これを適用するだけでも効果がある。なお、設定を変更できる管理者権限は1つのライセンスに対して1つだ。
PNSでは、8月にhi-ho有害サイトブロックサービスの無料お試しキャンペーンを実施する予定でいる。現状ではhi-ho会員のみを対象としているが、このキャンペーンでは会員外にも提供することも検討しているという。
■hi-ho有害サイトブロックサービス
月額利用料:210円(税込)
※光ファイバコースは無料(「光快適セット」適用)
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