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ザイブナーとAOS、ウェアラブル端末ビジネスを日米で共同展開

» 2004年07月06日 23時12分 公開
[記事提供:RBB TODAY]
RBB Today

 ブロードバンド向けに映像配信システムを提供するAOSテクノロジーズと、ウェアラブルコンピュータを手がける米ザイブナーは、共同でリモートメンテナンスシステムを開発、日米市場にビジネス展開することで合意した。日本市場はAOSテクノロジーズが、アメリカ市場はザイブナーが中心になって販売する。

 米ザイブナーは、必要なときにいつでも使用できるハンズフリーのコンピュータ端末を開発する企業。一方AOSテクノロジーズは、自宅で留守番しているペットの様子を確認できる「iSeePet」や高層マンション向けのワイヤレスインターフォンシステムなどブロードバンド向けの映像配信システムを開発・販売する。今回の提携では、ザイブナーのウェアラブル端末とAOSテクノロジーズの映像配信システムを組み合わせたリモートメンテナンスシステム「iSeeWeb Maintenance」を販売する。

米ザイブナーCEOのエド・ニューマン氏(写真左)と、AOSテクノロジーズ代表取締役社長の佐々木隆仁氏(写真右)

 「iSeeWeb Maintenance」は、場所の離れた2地点をインターネットで接続することで、本部からは現場の映像を確認しながら音声で指示を出すことが、現場ではウェアラブル端末を使って本部からの指示通りに作業を進めることが可能なメンテナンスシステム。また、定点カメラを設置することで、現場の様子をリアルタイムに確認することもできる。

 本来、修理や点検などのメンテナンス作業を行うには、作業員が直接その現場に出向かなければならない。しかも、作業内容によっては経験のある熟練者でないと解決できないこともある。しかし、「iSeeWeb Maintenance」ならば熟練者が現場に出向かなくてもすむので、一度に複数箇所の現場に指示することもできる。人的資源を有効に活用して、なおかつコスト削減も実現することができそうだ。

写真左:iSeeWeb Maintenanceで使用されるウェアラブル端末。IEEE 802.11bを使う
写真右:米ザイブナーが販売するウェアラブル端末機