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「生ごみの悩み、解決します」〜松下が湘南でキャンペーン

» 2004年07月13日 21時31分 公開
[ITmedia]

 自治体によるごみの分別収集徹底や家庭ごみの有料化などで、ごみ問題に対するユーザーの意識も年々高まっている。分別によってリサイクルできるごみは確実に減量されてきているが、どうしても減らないのが毎日のように発生する“生ごみ”。可燃ごみに含まれる生ごみの量は、逆に年々増えているという調査結果もある。

 この生ごみを効率よく削減できるのが「電動生ごみ処理機」。高温の温風などを当てて生ごみを除菌乾燥させることでごみの体積は1/7ほどになり、サラサラの状態になった処理後の生ごみは悪臭もなく、有機肥料として再利用できるというメリットもある。各自治体でも、この電動生ごみ処理機への助成金制度を設けて、購入をサポートしているところが多い。

 この電動生ごみ処理機の普及に熱心なのが、松下電器産業だ。

 同社はこのほど、電動生ごみ処理機の認知度向上を目的としたキャンペーン「ナショナル 湘南生ごみゼロ計画」を藤沢市限定で実施すると発表した。

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 キャンペーンが行われる藤沢市は、人口38万人の住宅都市という一面のほかに、江ノ島や湘南で知られ大勢の観光客が訪れる観光スポットという一面もある。同市で家庭から出される生ごみの量は、1世帯当たり年間300キロに及び、生ごみの減量は大きな課題となっている。

 今回のキャンペーンはJR藤沢駅改札前コンコース特設会場で、7月17、18日の両日で行われる。イベントでは藤沢市における生ごみの現状を明らかにしながら、電動生ごみ処理機導入のメリットや同市から援助される生ごみ処理機購入助成金制度を紹介。また、電動生ごみ処理機が購入できる販売店も知ることができる。

 また、JR藤沢駅改札前で湘南生ごみゼロ計画のチラシやごみ袋などを配布して、ユーザーに生ごみ処理の必要性をアピールしていくという。

 関東地区でも梅雨明けが宣言されて本格的な夏シーズンが到来したが、この週末に湘南の海にくりだす人などもキャンペーンをのぞいてみてはいかがだろうか。

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