「今、日本でブームになっていると聞きました。『エッホ、エッホ』と呼ばれているそうですね」――ピクシブとドワンゴが12月11日に発表した、今年ネットで流行した単語を表彰する「ネット流行語100」に「エッホエッホ」がノミネートされ、「ネット新語賞」に選ばれた。
オランダの写真家ハンニ・ヘーレ氏が撮影した、メンフクロウのヒナが走る写真を題材にしたネットミーム。本人が受賞を喜ぶコメント動画も公開された。ヘーレ氏は、コメント動画を50回ほど撮影し直したという。
「エッホエッホ」は、ヘーレ氏が2021年に撮影した、メンフクロウのヒナが走る写真を題材にしたネットミーム。
同氏が21年にFacebookに初投稿した際も注目を集めたが、比較文学研究者の津田雅之氏が25年、Xに再投稿したことで再び話題となり、広く認知されるようになった。
ヘーレ氏は「ネット流行語100」に寄せたコメントで、「その4年後、この写真が突然日本で楽しいトレンドになるとは、全く想像もしていませんでした。趣味で写真を撮っている私にとって、これは特別で予期せぬ出来事となりました」と、予想外のできごとだったと告白。
メンフクロウのヒナが懸命に走る姿に「日本の皆さんが一生懸命さを表現する『エッホエッホ』という音と結びつけてくださったことがよく理解できます」と共感を示し、「このような何気ない一瞬が、国境を越えて人々を結びつけることができるのは素晴らしいこと」と述べた。
また、「ネット流行語100」に選ばれたことを「光栄に思い、日本からいただいたすべての温かいお心遣いに心から感謝いたします」と述べている。
ニコニコユーザーによるアンケートで選ばれる「ニコニコ賞」には、希少がんで闘病していたXユーザー「なかやま」さんが生前に予約投稿した“辞世の句”「グエー死んだンゴ」が選ばれた。
この投稿は多くのユーザーの心を打ち、「成仏してクレメンス」という追悼と、国立がん研究センターなどの関連施設へ弔意を込めた寄付が寄せられた。
大賞に「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」が選ばれた。ガンダムシリーズ関連単語が年間大賞を受賞するのは、昨年の「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」に続き2年連続。
「ネット流行語100」ノミネート単語発表 「エッホエッホ」「シャア生存RTA」など 12月に年間大賞を表彰
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