幕張メッセで7月16日から開催される「驚異の大恐竜博」は、中国で新たに発見されたアジア最大の巨大竜脚類「チュアンジエサウルス」の化石を始め、245点もの化石・標本が展示される大型博。
すでにTVCMなども放送されているので名前を耳にしたことのある人もいるはずだが、開催に先立ち、イメージキャラクターを務めるW(ダブルユー)の辻希美さん、加護亜依さんが会場に駆けつけた。
本博は「恐竜の起源と進化〜恐竜を科学する」がテーマ。中生代三畳紀から白亜紀に至るまでの豊富な化石・標本の展示はもちろん、中国・雲南省禄豊県川街郷(うんなんしょう ろくほうけん せんがいごう)および遼寧省北票(りょうねいしょう ほっぴょう)に焦点を当て、恐竜巨大化の謎、羽毛恐竜の起源と進化・鳥との関係についての研究成果も展示される。
最大の見所は、全長およそ27メートルというアジア最大の巨大竜脚類「チュアンジエサウルス」。約1億6000年前のジュラ紀中期の地層から発見されたことから、22メートルを超える大型竜脚類のなかでは世界最古の恐竜であることが分かったという。その古さから、「小さなは虫類」に過ぎなかった恐竜が巨大化する手がかりになるものと期待されている。
会場は、中国での恐竜発掘の歴史を伝える「恐竜発見区」、恐竜の起源を探る「恐竜誕生区」、禄豊県の発掘現場を再現した「禄豊県大恐竜発掘区」、チュアンジエサウルスの全身骨格が展示されている「巨大恐竜復元区」、各種恐竜の全身骨格展示を始め恐竜の噛む力などを科学的な視点で実験・体験できる「恐竜研究区」などで構成されている。
そのほか、ジュラ紀と白亜紀の情景をジオラマで復元した「蘇る太古の環境区」、恐竜から鳥への進化を検証する「恐竜飛翔区」、恐竜の進化と衰退を通じて地球環境を考える「地球と人類の未来区」、W(ダブルユー)のふたりも出演する公式ブロードバンドコンテンツ「BB Dino Channel」を楽しめ、3DCGで古代の地球について学ぶことができる「デジタル恐竜研究所」といったコーナーも用意される。
会場ではマスコットキャラクターの「チュアン」などのぬいぐるみなどオリジナルグッズのほか、海洋堂製の精密な恐竜のミニチュアモデルも販売される。7月20日〜23日には、ジュラ紀後期に生息したトゥオジアンゴサウルスの化石骨格の組み立て・解体実演が行われるほか(午前10時〜12時が解体、午後1時〜3時が組み立て)、シンポジウムや記念撮影など各種のイベントも行われる。
「驚異の大恐竜博」は7月16日から9月12日まで、幕張メッセで開催。入場料は一般2500円、中高生1500円、小学生1000円。
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