ITmedia NEWS >

「アテネ五輪を見るために家電購入」は少数派、予算は10万円

» 2004年07月21日 19時16分 公開
[ITmedia]

 インフォプラントが提供するデータサービス「C-NEWS」は、「アテネ五輪」に関する調査を同社アンケートパネルに対し実施、その結果を発表した。全国の10歳以上の1500人(男性750名、女性750名)からの回答を集計したもので、調査期間は6月29日から30日。

 これによると、「アテネ五輪の生中継やニュースを見るために、買いたいと思う家電・モバイル機器がある」と答えたのは全体の7.3%。「ある」と回答したのは女性よりも男性が多く、年代別に見ると男性の50歳以上が10.7%と最も高く、次いで男性の40歳代9.3%だった。

(単位%) ある ない
全体 7.3 92.7
男性計 8.8 91.2
男性10代 8.0 92.0
男性20代 8.7 91.3
男性30代 7.3 92.7
男性40代 9.3 90.7
男性50歳以上 10.7 89.3
女性計 5.7 94.3
女性10代 2.7 97.3
女性20代 6.7 93.3
女性30代 6.7 93.3
女性40代 5.3 94.7
女性50歳以上 7.3 92.7

 「買いたい機器がある」と答えた人に、購入予算を聞くと、「10万円」と答えた人が最も多く34.6%、次いで「5万円以下」(26.2%)、「20万円」(10.3%)と続く。30万円以上の金額を予定している人も合計で18%以上おり、内100万円以上と答えたリッチな人も3.7%いた。

 具体的に買いたい機器を自由回答で聞いた結果では、「HDD/DVDレコーダー」と「プラズマテレビ」や「液晶テレビ」などの「薄型テレビ」がそれぞれ4分の1程度で、「HDD/DVDレコーダー」と「薄型テレビ」で半数以上を占めた。ほかには「衛生放送機器」「テレビ機能付携帯電話」などの回答が挙がっている。

 また、アテネ五輪の生中継やスポーツニュースを見ることで普段の生活に「プラスの影響がある」と回答した人は27.7%、「マイナスの影響がある」と回答した人は19.0%。年代別に見ると、プラス影響があると回答した比率が高かったのは、50歳以上の女性および20代の男性の各34.7%がトップで、次いで男性30代の30.7%、男性10代の29.3%と続く。「マイナス影響がある」と答えた中で比率が高いのは、男性40代と男性20代の28.0%、男性10代の22.0%。男性40代は「プラス影響あり」と回答した人が最も少なく(19.3%)、働き盛りの男性にとって連日、深夜のテレビ観戦はキツイのかも?

 ちなみに、「アテネ五輪」のオフィシャルパートナー(公式スポンサー)として認知されている企業をたずねる質問では、「ミズノ」(44.5%)「コカ・コーラ」(42.5%)「ユニクロ」(35.3%)などが認知率が高く、IT関連企業では「NTTドコモ」が17.0%で9位、Yahoo!JAPANが14.8%で10位だった。

 設問はほかに「関心がある教義・イベント」や「活躍を期待している日本人選手」など多岐にわたっており、同社ではアテネ五輪終了後にも調査を実施し、関心度の変化を把握していく予定だ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.