デノンは、DJ用のテーブルトップ型シングルCDプレーヤー「DN-S1000」を8月下旬に発売する。MP3再生に対応し、規定のフォーマットで作成したディスクならスクラッチ再生やエフェクターの機能も利用できる。価格は7万3290円(税込み)。
ボディは、215(幅)×226(奥行き)×90(高さ)ミリとコンパクト。重量は3キロと持ち運びも可能だ。
上面の大型ジョグとディスクタッチ検出スイッチにより、スクラッチパフォーマンスを楽しめる。ピッチコントロールの可変範囲は±4%、±10%、±16%、±24%、±100%(MP3再生の場合は : ±4%、 ±10%、±16%)。KEY ADJUST機能により、音程を変えずに再生スピードだけを変えることもできる。
内蔵エフェクターは、ECHO/LOOP、FRANGER、FILTER(ハイパス、ミッドパス、ローパス)の6種類。アナログターンテーブル特有の動作が作り出す音響効果をシミュレートする「Platter Effect」(プラッター・エフェクト)機能も備えた。たとえば、ターンテーブルが停止状態からゆっくり再生を開始する状態を再現する「DRAG-START」(ドラッグスタート)、ターンテーブルが再生状態からゆっくり再生を停止する状態をシミュレートする「BRAKE」(ブレーキ)などが利用できる。
MP3ディスクでも、スクラッチ再生やエフェクターのほか、あらかじめ設定したポイントから瞬時に再生を開始するホットスタート、スタッター、シームレス・ループといった機能にも対応しているため、通常の音楽CDとほぼ同等の再生を行なうことができる。ディスク内のMP3ファイルを検索するため、アーティスト名やタイトル、ファイル名などによるファイルサーチ機能も備えた。
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